シャットル

デジタル大辞泉 「シャットル」の意味・読み・例文・類語

シャットル(shuttle)

シャトル

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精選版 日本国語大辞典 「シャットル」の意味・読み・例文・類語

シャットル

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] shuttle )[ 異表記 ] シャトル
  2. 織機の付属具。製織の際、緯(よこいと)を通すのに用いる、緯を巻いた管を内部におさめた舟形器具。杼(ひ)
    1. [初出の実例]「杼と言へばわかるものをシャットルと言ひ」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一四)
  3. 裁縫用ミシンの中釜をいう。
  4. レース用編具。タッチングレース用。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャットル」の意味・わかりやすい解説

シャットル
shuttle

杼 (ひ) 。織物を織るとき,経 (たて) 糸の開いた口に管などに巻いた緯 (よこ) 糸を保持し,往復運動をして緯糸を順次入れる道具力織機では経糸の開いた口に緯糸を入れる際にシャットルをピッカーで打って高速度にするため,じょうぶにつくられている。シャットルは重いために織機の高速化の障害となり,またピッカーで打つため騒音の原因となるので,シャットルを用いないで緯糸を入れる無杼 (むひ) 織機もつくられている。手織機では比較的に簡単な形式のものが多い。

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改訂新版 世界大百科事典 「シャットル」の意味・わかりやすい解説

シャットル
shuttle

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百科事典マイペディア 「シャットル」の意味・わかりやすい解説

シャットル

(ひ)

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世界大百科事典(旧版)内のシャットルの言及

【織機】より

…綜絖は針金のほか板金のものもあり,手織機では糸を撚(よ)って作られている(図3)。綜絖の上下運動により経糸が所定の開口状態になると,木管に巻かれた緯糸が入っている舟形の杼(ひ)(シャットルshuttle)Iを左右に飛ばして緯入れを行う。このとき前後に揺動するスレーLに固定されている筬は後方に移動しており,シャットルはこの筬とレースM(開口した下側の経糸に接するようにスレーに固定されている)に沿って飛走し,緯糸はシャットルから引き出されて上下2群の経糸の間(杼口(ひぐち))に挿入される。…

※「シャットル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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