大学事典 「グルノーブル大学」の解説
グルノーブル大学[フランス]
グルノーブルだいがく
フランス南東部,イゼール県の県庁所在地グルノーブル市にある。1339年,アンヴェール2世王子によって設立され,医学,自由学芸,教会法,公民法の四つのセクションで構成された。法学者のボアソナードが教鞭をとったことで知られる。1968年の高等教育改革によって法人格(EPSC)を持つ大学となった。1970年にはグルノーブル第1大学,同第2大学,同第3大学とグルノーブル政治学院(フランス)(アンスティチュ・デテュド・ポリティック)の四つの組織に分かれた。2005年,この四つの組織はグルノーブルの公益グループとなり,翌年,研究・高等教育拠点(PRES)としてその範囲を広げた。2013年9月より,シャンベリー,アヌシー,ヴァランスの3都市を含めた大学・高等教育機関共同体(COMUE)の拠点となっている。2015年6月,名称をグルノーブル・アルプ大学(フランス)とし,大学・高等教育機関共同体の範囲を広げていくことを宣言した。学生数4万5000(2015/16年)。
著者: 高橋洋行
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報