グレコの家(読み)グレコのいえ

世界の観光地名がわかる事典 「グレコの家」の解説

グレコのいえ【グレコの家】

スペインのほぼ中央部、首都マドリードの南約70km、カスティーリャラマンチャ州の州都トレド(Toledo)にある、宮廷画家として活躍したエルグレコ(El Greco、1541~1614年)の家。トレドはグレコゆかりの町である。ギリシアのクレタ島出身のグレコは、35歳の頃にスペインへ渡り、トレドに住んで、多くの傑作を残した。彼の住んだ家が、トレド大聖堂から徒歩7~8分ほどの場所に整備されている。中庭のある瀟洒(しょうしゃ)な家で、彼の作品「キリストと12使徒」、「聖ベルナルド・デ・シエナ」、「トレド景観」のほか、16~17世紀頃に活躍したスペインの画家の作品の展示も行われている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android