最新 地学事典 「グロマトゥーハ遺跡」の解説
グロマトゥーハいせき
グロマトゥーハ遺跡
Gromatukha site
ロシアのアムール州,アムール川中流域左岸の,支流ゼヤ川とグロマトゥーハ川が合流する付近にある多層位遺跡。1960年代の調査で2層・3層出土遺物よりグロマトゥーハ文化が設定された。当初,同州南部のノヴォペトロフカ文化と並行もしくは後続する,紀元前5,000~4,000年頃の文化とされた。彫器・楔形細石刃核・尖頭器など両面加工の石器,絡条体・回転縄文・櫛歯文・沈線文・無文土器などが同文化とされたが,中期新石器時代遺物の混在もあり,年代的位置付けが未確定だった。2010年代の土器付着物の年代測定により,15,000~9,500年前の同地域最古の土器群とされた。
執筆者:橋詰 潤
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

