20世紀日本人名事典 「グロータースウィレム」の解説
グロータース ウィレム
Grootaers Willem A.
07のカトリック神父,言語学者
- 国籍
- ベルギー
- 生年
- 1911年5月26日
- 没年
- 1999年8月9日
- 出生地
- ナミュル
- 別名
- 別名=愚老足(グロウタス)
- 学歴〔年〕
- ルヴェン淳心会神学校〔’39年〕卒,ルヴェン大学卒
- 主な受賞名〔年〕
- ルベン大学名誉博士〔’81年〕,勲三等瑞宝章〔’84年〕
- 経歴
- 1939年中国山西省に淳心会神父として赴任。輔仁大学教授を兼務し、察哈爾(チャハル)省の方言・民俗の研究、調査に従事。’48年中国を追われ、’50年来日。日本の方言学に言語地理学的方法論を導入し、国立国語研究所の「日本言語地図」(全6巻)の作成に協力した。’73年から’83年定年退官まで上智大学言語学講師。著書に「日本の言語地理学のために」「私は日本人になりたい」「それでもやっぱり日本人になりたい」、共編に「知識人たちの阿片―サルトル・カミュ・メルロー・ポンティ」など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報