普及版 字通 の解説
12画
(異体字)
13画
[字訓] ひとりみ・うれえる
[甲骨文]
[字形] 会意
恂(しゆん)+子。〔玉〕に「獨なり」とあり、〔詩、小雅、正月〕に「(よ)い矣(かな)富める人 哀し此の獨」の句がある。その詩にまた「憂心」の句があり、心に憂いおそれるさまをいう語である。に作るものは、兮(けい)が声符。字はまた・に作る。
[訓義]
1. ひとりみ、孤独。
2. うれえる。
[古辞書の訓]
〔字鏡〕 ヒトリ・ヒト・ミナシゴ・ヤマメ 〔字鏡集〕 ヒトリ・ヒトリウド・ヒトヘナリ
[語系]
giueng、hiuengは声義が近い。またxiuanはgiuangの声に従う字で、また通ずる語。は孤火を掲げる意であるらしく、それでと通用するのであろう。
[熟語]
寡▶・鰥▶・▶・孤▶・弱▶・独▶・▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報