ケイ砂(読み)けいしゃ(その他表記)silica sand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケイ砂」の意味・わかりやすい解説

ケイ砂
けいしゃ
silica sand

石英砂鉱磁器や実用ガラスの主要成分であるケイ酸分の原料。ケイ石粉と天然ケイ砂があり,天然ケイ砂は花崗岩が風化したもので海岸でとれる海岸砂と山でとれる山砂とがある。海岸砂のほうが不純物が少い。

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化学辞典 第2版 「ケイ砂」の解説

けい砂
ケイシャ
silica sand

石英質砂の総称けい石を人工的に粉砕したものもいう.ガラスの原料として重要である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のケイ砂の言及

【鋳物砂】より

…これらの条件を備えた砂粒として次のようなものがある。(1)山砂 ケイ砂と粘土鉱物が天然に混在したもので,そのまま,あるいは粘土分を調整して鋳物砂として使う。(2)ケイ砂 ケイ酸SiO2を主成分とする酸性酸化物。…

【黒山諸島】より

…周囲はタチウオ,イワシの漁場であり,ノリの養殖なども行われている。ケイ砂の産地として知られている。【谷浦 孝雄】。…

※「ケイ砂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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