ケベック解放戦線

デジタル大辞泉プラス 「ケベック解放戦線」の解説

ケベック解放戦線

《Front de Libération du Québec》カナダケベック州独立目標に掲げる分離主義過激組織。1963年結成。1970年には同州の閣僚拉致・殺害事件を起こしている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のケベック解放戦線の言及

【カナダ】より

… しかし,これらの政策もフランス系の不満を解消することはできなかった。1970年10月には左翼過激派のケベック解放戦線が,ケベック州の労働・移民大臣を誘拐殺害したことで〈10月危機〉が生じ,トルドーは戦時措置法を発動して緊急事態を乗り切った。武力闘争は放棄したものの,イギリス系による支配をあくまで拒否するケベック・ナショナリストは76年の州選挙で,主権=連合方式によるカナダ連邦内の主権国家創設を唱えたルネ・レベックのケベック党に政権を委ねる。…

※「ケベック解放戦線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android