ケンブリッジ革命(読み)ケンブリッジかくめい(その他表記)Cambridge revolution

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケンブリッジ革命」の意味・わかりやすい解説

ケンブリッジ革命
ケンブリッジかくめい
Cambridge revolution

スラッファ革命ともいう。 P.スラッファの著書『商品による商品の生産』 (1960) によって経済学に導入された変革的な考え方,ないしは同書によってもたらされた経済学の変革をさし,1970年代に入って使われはじめた言葉。彼は同書で,D.リカードらが取組んだ不変の価値尺度問題に新しい接近方法を示すとともに,相対価格と分配率とを需要とは無関係に説明する理論を提示した。この考え方は転形問題との関連からマルクス経済学者,および近代経済学者にも反響を呼び,革命と呼ばれるようになった。基本的に彼の考えを受入れ,さらに理論の発展を試みている人々をネオリカーディアン neo-Ricardianと呼び,L.パジネッティ,I.スティードマン,B.シェフォールドらがそのなかに含められている。

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