需要(読み)ジュヨウ

デジタル大辞泉の解説

じゅ‐よう〔‐エウ〕【需要】

もとめること。いりよう。「人々の需要に応じる」
家計・企業などの経済主体が市場において購入しようとする欲求。購買力に裏づけられたものをいう。⇔供給

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅよう【需要 demand】

家計や企業が自発的意思に基づき,直接消費を目的とし,あるいは生産要素を調達する目的で市場より購入する財やサービスの量のこと。需要量に最も大きな影響を与える要因は取引される財の価格であるため,縦軸に価格をとり横軸に需要量をとった図に描かれる需要曲線によって,買手の価格に対する反応を表現するのが普通である。個別経済主体の需要曲線は集計されて市場需要曲線となる。市場需要曲線は市場供給曲線とともに,一商品の均衡価格の決定および社会的最適生産量などの問題を考えるうえで中心的な役割を果たす概念である。

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大辞林 第三版の解説

じゅよう【需要】

必要としてもとめること。また、そのもの。 「読者の-に応ずる」
〘経〙 消費・生産のために、市場から商品を買い取ること。また、その商品の量や総額。 ⇔ 供給 〔本来漢籍にある語。「附音挿図英和字彙」(1873年)に demand の訳語として「需要イリエウ」と載る。「需用」も併用されたが、経済用語として「需要」が定着〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

需要
じゅよう
demand

個人や企業などの経済主体が、市場において交換・販売を目的として提供される財・サービスを購入しようとする行為。とくに貨幣などの購買力に裏づけされた需要を有効需要という。貨幣経済では、需要量は、提供される財・サービスの価格、購入しようとする経済主体の欲望の度合い、所得水準などに依存して決定されてくる。価格と需要量との関係から需要関数が得られ、一般には価格が上昇すると需要は減少する。[鈴木博夫]

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精選版 日本国語大辞典の解説

じゅ‐よう ‥エウ【需要】

〘名〙
① (━する) 商品を買い入れようとしたり、供給や施設を望んだりする気持。また、ある物や事柄を必要とすること。需用
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉四「百般の需要一時に起て又旧時の粗野を甘ずる者なし」
② 市場に現われる商品への、対価を支払うことを前提とする欲望、またはその総量。その量は所得、商品価格によって左右される。自由市場では、需要と供給によって商品の価格が形成される。⇔供給
[語誌]→「じゅよう(需用)」の語誌

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