精選版 日本国語大辞典 「さし」の意味・読み・例文・類語 さし ( 命令形。四段・ナ変以外の動詞の未然形について ) 軽い敬意を込めて相手に命令する意を表わす。なさい。[初出の実例]「畢竟大用の落居と心得さし」(出典:上々之参得(室町末))さしの語誌「させたまふ」を起源とする「さしまふ」の命令形「さしまへ」から「さしめい」「さしい」「さし」と変化したと考えられているが、用例としては、室町末期から江戸初期にかけての東国系洞門(曹洞宗)抄物に限られている。 さし 〘 名詞 〙 扁形動物触手頭条虫類の幼生で、サバ、カツオなどの肉中にみられ、成虫はサメの消化管に寄生する。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「さし」の意味・わかりやすい解説 サシSacy, Antoine Isaac Silvestre de [生]1758.9.21. パリ[没]1838.2.21. パリフランスの東洋学者。 1795年のパリ東洋語学校開設に際しアラビア語の講座を担当,次いでコレージュ・ド・フランスのペルシア語教授,パリ大学学長,東洋語学校校長を歴任。政治にも関係し,王政復古派に属した。主著『アラビア語文法』 Grammaire arabe (2巻,1810) は後世に大きな影響を及ぼした。ほかに『アラビア名文集』 Chrestomathie arabe (3巻,1806) などの著作がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報