「させたまふ」を起源とする「さしまふ」の命令形「さしまへ」から「さしめい」「さしい」「さし」と変化したと考えられているが、用例としては、室町末期から江戸初期にかけての東国系洞門(曹洞宗)抄物に限られている。
フランスの宗教家,文学者。本名はルメートル・ド・サシであるが,しばしばサシと略称される。ポール・ロアイヤル運動の立役者であったアンジェリック・アルノー,アントアーヌ・アルノーの甥。1649年司祭に叙せられ,ポール・ロアイヤル・デ・シャンの修道女と隠士たちの霊的指導にあたる。パスカルも一時彼の指導を受けたが,その内容の一端は《サシ氏との対話》によってうかがわれる。彼はまた,テレンティウスの喜劇などの翻訳も手がけたが,特にポール・ロアイヤルで準備されていた聖書の仏訳事業に参加し中心的な役割を果たした。その仏訳聖書は当時激しい論争の的になったが,流麗な訳文によって長い間愛読された。
執筆者:塩川 徹也
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…なべ料理の一種。牛肉にネギ,豆腐などを取り合わせ,しょうゆ,みりんなどを合わせた割下(わりした)で煮て食べるもので,獣肉を素材とする日本料理の代表的な品目である。奈良時代以降,日本人の多くが肉食を忌避し,ことに家畜の食用に対しては罪悪感を抱いていたという精神風土の中で,なかば公然と牛肉食が行われるようになったのは江戸後期のことになる。すでに近江彦根の井伊家では例年牛肉のみそ漬を将軍に献上していたし,町では牛肉を買うこともできた。…
※「さし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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