最新 地学事典 「ケーラー角」の解説
ケーラーかく
ケーラー角
Kähler angle
斜長石の光学的性質の一つ。相隣る斜長石双晶個体において,一方の個体の光学弾性軸X1, Y1, Z1と,もう一方の個体の光学弾性軸X2, Y2, Z2とは双晶軸を中心として互いに対称の位置にある。このときX1∧X2, Y1∧Y2, Z1∧Z2をその双晶法式に関するケーラー角という。もちろん同じ双晶法式でも斜長石の組成が異なればケーラー角は異なる。オーストリアのA.Köhler(1941)は,同一組成の斜長石でも生成条件が異なるとケーラー角が異なることを明らかにし,初めて高温型・低温型の斜長石の存在を明示した。
執筆者:諏訪 兼位
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

