普及版 字通 「コウ・むなしい」の読み・字形・画数・意味

6画
[字訓] むなしい
[説文解字]

[金文]

[字形] 象形
(亡)(ぼう)は死者の残骨の象。その頭髪をなお存する形で、
(荒)の初文とみるべき字。
の草間に遺棄される字が
である。〔説文〕十一下に「水廣きなり。川に從ひ、
聲」とするが、下部は県の従うところと同じく頭髪の象で、川の流れではない。
(流)の従うところは
(とつ)で倒子の象。
は子の生まれる形。あるいは屍の流れる形。
は空虚荒廃のことをいう。[訓義]
1. 屍、残骨。
2. むなしい、すさむ。
3. ひろい、さびしい。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕
オヨブ・イタル[声系]
〔説文〕に
声として
・
など七字を収める。
は〔説文〕三上に「
に言ふなり」とあり、たわ言をいう。妄荒の意を承ける。[語系]
・
xuangは同声。凶xiongは声義が近い。
(穢)iuat、廣(広)kuang、曠khuangは荒穢・広漠の意があり、みな一系の語である。[下接語]
包

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

