頭髪(読み)ずはつ

精選版 日本国語大辞典 「頭髪」の意味・読み・例文・類語

ず‐はつ ヅ‥【頭髪】

〘名〙 髪の毛。とうはつ。
サントスの御作業(1591)二「モシヤ テンマ ノ zzufat(ヅハツ) ノ ウチ ニ コモリ イル ト ヲングシ ヲ ソリ ヲトサルル モノ ナリ」
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中「頭髪(ヅハツ)長く延びて肩に垂れ」

とう‐はつ【頭髪】

〘名〙 髪の毛。あたまの毛。ずはつ。
玉葉‐承安三年(1173)九月九日其間、行事繁多、如頭髪」 〔史記‐項羽本紀〕

かしら‐がみ【頭髪】

〘名〙 頭の髪の毛。頭髪。
※寛永版曾我物語(南北朝頃)七「かしらがみ抜けて母の手に留まり」

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デジタル大辞泉 「頭髪」の意味・読み・例文・類語

とう‐はつ【頭髪】

頭部毛髪。かみの毛。
[類語]髪の毛毛髪地髪地毛自毛黒髪

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普及版 字通 「頭髪」の読み・字形・画数・意味

【頭髪】とうはつ

頭の髪の毛。〔史記、項羽紀〕(樊)(はんくわい)ち劍を帶び盾を擁し、~に入り、帷を披(ひら)きて西して立ち、目を瞋(いか)らして項王をる。頭髮上指し、目眥(もくし)(まなじり)盡(ことごと)く裂く。

字通「頭」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の頭髪の言及

【髪】より

…人体頭部の皮膚に植立する毛。頭毛,頭髪,髪の毛などとも称される。そもそも毛とは皮膚の表層をなす細胞群が硬いタンパク質性の物質塊(角質)に変化して生じたものであるが,その際に皮膚表層が1本1本の毛をとりかこむようにして体内へ深く(髪の場合は4~5mm)陥入し,毛包を形成する。…

※「頭髪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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