普及版 字通 「コ・くろひつじ」の読み・字形・画数・意味

10画
[字訓] くろひつじ
[説文解字]

[字形] 会意
羊+殳(しゆ)。〔説文〕四上に「夏羊の牡を
と曰ふ」とあり、夏羊とは黒羊をいう。字は羊に殳(つえぼこ)を加える形で、特に牡羊をいう。次条に「羯(かつ)は
羊の
(かい)(去勢)せられしものなり」(段注本)とみえる。動物の牡には古(こ)・
(か)の声、割勢に
(害)(がい)・曷(かつ)の声をとるものが多い。字はまた
に作る。[訓義]
1. くろひつじ、くろい牡羊。
[古辞書の訓]
〔
立〕
ヒツジ・ツミ[語系]
(
)・
kaは同声。また
・
keaも声近く、みなそれぞれの牡獣をいう。去勢をいう字には
kyuen、
keat、羯kiat、
(割)kat、虔gian、
kianなどがあり、語系として関連がある。[熟語]
公▶・
羊▶[下接語]
童

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

