こけらおとし

精選版 日本国語大辞典 「こけらおとし」の意味・読み・例文・類語

こけら‐おとし【落】

  1. 〘 名詞 〙 ( 新築、改築工事の最後屋根や足組みなどの「こけら」を払い落としたところから ) 新築または改築された劇場で行なわれる初めての興行。新築落成を祝う最初の興行。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のこけらおとしの言及

【船下し】より

…前日までに船大工の手によって船霊(ふなだま)をまつり込んだ船を浜辺に出し,祈禱や献饌の後,船主や船頭などによる餅まきが行われ,船を水に浮かべて,試運転をする。この際,船主とか船主の妻女をわざと海へつき落としたり,あるいはコケラオトシとかコケラオドシなどといって,わざと船を大きく揺らせる風習や,船を一度転覆させる所作が伴うところがある。これは船材についている山の神の霊をおとすためであると説明されることが多い。…

※「こけらおとし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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