コストロマ州(読み)コストロマ(英語表記)Kostroma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コストロマ州」の意味・わかりやすい解説

コストロマ〔州〕
コストロマ
Kostroma

ロシア西部の州。州都コストロマ。モスクワの北東方にあり,ボルガ川中流とその支流コストロマ,ウンジャ,ベトルガ各河川の流域を占める。氷堆石丘のある波状の平原から成り,多くの湖,湿地帯がある。針葉樹林地帯に入る。州の経済発展,特に農業の発展は不十分で,人口減少が続いている。農業はアマ栽培と乳牛飼育が中心であり,工業部門では繊維 (アマ) 工業が各都市に発達し,ほかに食品,木材加工,機械などの工業がある。州中央部を東西に幹線鉄道が通っているが,交通網は比較的未発達で,ボルガ川水系が水運に利用される。面積6万 100km2。人口 81万 3000 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android