コツチバチ(その他表記)Tiphia; tiphiid wasp

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コツチバチ」の意味・わかりやすい解説

コツチバチ
Tiphia; tiphiid wasp

膜翅目コツチバチ科コツチバチ属の昆虫総称体長 10mm内外。雌雄は異形で,雄は雌より細形である。体は黒色で光沢があり,強壮。肢は太く,黒ないし赤褐色で,棘と剛毛をそなえている。触角は太く短い。前伸腹節の背面中央に普通3本の隆条がある。雌の前翅は径室先端が閉じず,肘脈先端から翅端まで裂け目がある。日本に約 30種を産するが,種の識別は困難である。コガネムシ類の重要な天敵で,日本からハルクロツチバチ T. vernalisマメコガネツチバチ T. popilliavoraなどがマメコガネの天敵としてアメリカ合衆国へ導入され,定着した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む