普及版 字通 「コツ・ひらく・ほる」の読み・字形・画数・意味
7画
[字訓] ひらく・ほる
[字形] 会意
手+曰(えつ)。曰は祝を収める器。これを啓(ひら)くことをという。(こつ)・(こつ)は形義ともに通ずる字で、古くはを用いたらしく、金文に人名としてその字がみえる。〔子、尭問〕「深く之れを(ほ)りて甘泉を得たり」、〔列子、説符〕「俄(には)かにして其の谷を(ほ)る」、〔呂覧、安死〕「是れ(ひら)かれざるの無きなり」など、みな掘鑿し、開する意に用いる。
[訓義]
1. ひらく、力を入れてひらく、むりにあける。
2. ほる、うがつ、あばく、さく。
3. (こつ)・滑(かつ)と通じ、みだす、うごかす。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ウガツ
[熟語]
乱▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報