コビトキツネザル(読み)こびときつねざる(その他表記)dwarf lemur

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コビトキツネザル」の意味・わかりやすい解説

コビトキツネザル
こびときつねざる
dwarf lemur

哺乳(ほにゅう)綱霊長目キツネザル科コビトキツネザル属に含まれる動物の総称。この属Cheirogaleusの原猿はマダガスカル島固有で3種を含むが、ミミゲコビトキツネザルC. trichotisは絶滅した可能性がある。体毛は赤茶色ないし灰色で、鼻口部は比較的短く、歯式は

で36本。体はずんぐりしており、頭胴長19~27センチメートル、尾長17~25センチメートルで、オオコビトキツネザルC. majorのほうがフトオコビトキツネザルC. mediusよりやや大きい。多雨林または乾燥林にすむ樹上性で夜行性の単独生活者である。主食果実で、昆虫もすこし食べる。昼間は木の穴などの中で体を丸めて眠る。冬季(5~8月)には不活発になり、フトオコビトキツネザルが数週間、オオコビトキツネザルは数日間冬眠する。

[上原重男]

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