コメの市場開放(読み)コメのしじょうかいほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コメの市場開放」の意味・わかりやすい解説

コメの市場開放
コメのしじょうかいほう

関税貿易一般協定 (ガット) のウルグアイ・ラウンドで,コメの市場開放が合意され,1995年までに予定されているラウンド合意の批准を待って,日本は外国産米の輸入が義務づけられることになる。コメ開放の合意内容は,95年にコメの関税化を日本政府が決断すれば,国内産米と外国産米との価格差を関税として課すことが認められ,この場合,おおよそ 700%の関税になるとみられている。しかし関税は向こう6年間で 20%削減することが義務づけられる。関税化をしないで禁輸措置を継続する場合でも,ミニマム・アクセス (最低輸入義務) として初年度は国内米消費量の4%,6年後同8%の輸入が義務づけられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む