コメの市場開放(読み)コメのしじょうかいほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コメの市場開放」の意味・わかりやすい解説

コメの市場開放
コメのしじょうかいほう

関税貿易一般協定 (ガット) のウルグアイ・ラウンドで,コメの市場開放が合意され,1995年までに予定されているラウンド合意の批准を待って,日本は外国産米の輸入が義務づけられることになる。コメ開放の合意内容は,95年にコメの関税化を日本政府が決断すれば,国内産米と外国産米との価格差を関税として課すことが認められ,この場合,おおよそ 700%の関税になるとみられている。しかし関税は向こう6年間で 20%削減することが義務づけられる。関税化をしないで禁輸措置を継続する場合でも,ミニマム・アクセス (最低輸入義務) として初年度は国内米消費量の4%,6年後同8%の輸入が義務づけられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む