コヨアカン(その他表記)Coyoacán

デジタル大辞泉 「コヨアカン」の意味・読み・例文・類語

コヨアカン(Coyoacán)

メキシコ首都メキシコシティーの一地区。市内南西部に位置する。高級住宅街が広がる文教地区。画家カーロとリベラが暮らした「青い家」(現フリーダ‐カーロ博物館)や、トロツキーが晩年を過ごした家(現レオン‐トロツキー博物館)がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コヨアカン」の意味・わかりやすい解説

コヨアカン
Coyoacán

メキシコ中部,メキシコ市南部,コヨアカン地区の行政中心地。スペインによる征服以前にさかのぼる古い集落にはじまる町で,メキシコ征服者 H.コルテスアステカ族の首都テノチティトランを攻撃する際,その進軍基地となり,ヌエバエスパーニャ (「新スペイン」の意で,メキシコ一帯のスペイン植民地の呼称) の最初の首都がおかれた。市内にはドミニコ会修道院 (1530) ,聖フアン・バウティスタ聖堂 (83) をはじめとする古い植民地時代の建物が保存されている。現在はメキシコ市大都市圏に含まれ,おもに首都の郊外住宅地となっている。メキシコ自治大学の校舎が近くにある。

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