文教地区(読み)ブンキョウチク

デジタル大辞泉 「文教地区」の意味・読み・例文・類語

ぶんきょう‐ちく〔ブンケウ‐〕【文教地区】

学校図書館などの文教施設が多く集まっている地区都市計画法に定められ、文教上好ましくない施設や工場建設は規制される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「文教地区」の意味・読み・例文・類語

ぶんきょう‐ちく ブンケウ‥【文教地区】

〘名〙 学校や図書館などの文教施設が多く集まっている地区。法令により、建築制限または禁止などが行なわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「文教地区」の意味・わかりやすい解説

文教地区
ぶんきょうちく

都市計画法に定められた地域地区のうち、特別用途地区として設けられた地区の一つ。特別用途地区は特別の目的からする土地利用を増進し、用途地域住宅商業工業など)を補完するものとされている。文教地区は学校その他教育施設を中心とする良好な環境を維持しようとするもので、細かい点は条例によって定められる。建築物の用途などに制限が加えられる。たとえば東京都の国立(くにたち)市は市域の3分の1が文教地区に指定され、風俗営業や工場建設に規制がある。

[山鹿誠次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android