コン・カン・ぶたごや・かわや

普及版 字通 の解説


10画

[字音] コン・カン(クヮン)
[字訓] ぶたごや・かわや

[説文解字]
[甲骨文]

[字形] 会意
囗(い)+豕(し)。豚小屋をいう。〔説文〕六下に「廁(かはや)なり」とあり、また豕廁(しし)・豕牢ともいう。

[訓義]
1. ぶたごや。
2. かわや。
3. 溷(こん)と通じ、にごる、わずらわす。
4. 豢(かん)と通じ、家畜

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ヰノシシノヤナリ・ヰヤ・ニゴル・ハツカハヤ・ミダル

[声系]
〔説文〕に声として・溷・の五字を収める。おおむねの声義を承ける。

[語系]
・溷・混・渾hunは同声。は豕(ぶた)を飼うところであり、また同時に廁の用をなすところであった。これらはすべて溷濁して、区別することのない状態をいう。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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