コンデ美術館(読み)コンデびじゅつかん(その他表記)Musée Condé, Chantilly

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンデ美術館」の意味・わかりやすい解説

コンデ美術館
コンデびじゅつかん
Musée Condé, Chantilly

フランスのオアーズ県シャンティイーにある美術館。 1560年頃に J.ビュランによって建てられたコンデ家の小城館を中心に,1886年設立。現在はその小城館に美術工芸品を収蔵し,1875~81年に建設された大城館には 600点余の絵画を収蔵する。また図書館にはコンデ家収集の古書籍約1万 3000冊がある。収蔵品は 15~16世紀のイタリア,フランス,フランドル絵画のほか,100点以上の N.プーサンのデッサン,また特にランブール兄弟の手になる『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』や,J.フーケの『エチエンヌ・シュバリエの時祷書』,16世紀の肖像画を集めたサザーランド公コレクションで知られる。

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世界大百科事典(旧版)内のコンデ美術館の言及

【コンデ家】より

…コンデ家は1643年以来シャンティイ城を居城としていたが,代々文芸・美術の愛好家として知られ,多くの美術品や稀覯書を収集した。それは今日,〈コンデ美術館Le Musée Condé〉として,フランス学士院の手にゆだねられている。【二宮 宏之】。…

※「コンデ美術館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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