ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンデ家」の意味・わかりやすい解説
コンデ家
コンデけ
Condé
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フランスのブルボン王家の筆頭親王家。コンデの名は、コンデ・シュール・レスコーという町名からとられた。バンドーム系ブルボン家から出自し、歴代武勲の王族として知られる。初代ルイ1世Louis Ⅰ de Bourbon(1530―69)はアンリ4世の叔父で、ユグノー戦争における新教派の武将。第4代ルイ2世LouisⅡ de Bourbon(1621―86)は大コンデと称され、三十年戦争でロクロア(1643)、ランス(1648)の戦いに勝利を収め、フロンドの乱では反マザランの貴族派の中心となった。ルイ14世のもとにあっても、フランドル戦争、オランダ戦争に武功があった。第9代ルイ・アンリ・ジョセフLouis Henri Joseph(1756―1830)は革命を避けてイギリスに亡命、最後のコンデ親王となった。その子アンガン公は反ナポレオンの陰謀を企て、1804年処刑された。
[千葉治男]
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