コーキン(読み)こーきん(その他表記)caulking

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コーキン」の意味・わかりやすい解説

コーキン
こーきん
caulking
calking

気密を保つために金属板などの端をつぶす作業。たとえば、リベットで結合したボイラーのような容器は、内部の圧力気体が外に漏れないように、リベットの頭に近い板の重ね目の縁をたたいて密着させる。板が薄い場合はコーキンしても効果がないので、パッキン材を板の間に詰める。パッキン材としては麻布厚紙、麻網などが用いられる。タールを詰め込んで、水が漏らないようにすることもある。

[中山秀太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android