コーヒーカンタータ(その他表記)〈ドイツ〉Kaffee-Kantate

デジタル大辞泉 「コーヒーカンタータ」の意味・読み・例文・類語

コーヒーカンタータ(〈ドイツ〉Kaffee-Kantate)

バッハの世俗カンタータ「そっと静かに、おしゃべりはやめて」の通称。1732年頃の作。コーヒーに夢中の娘と、それをたしなめる父親とのやりとりを喜劇風に描いたもの。

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デジタル大辞泉プラス 「コーヒーカンタータ」の解説

コーヒー・カンタータ

ドイツの作曲家J・S・バッハの世俗カンタータ(1732頃)。原題《Kaffee-Kantate》。流行のコーヒーに夢中な娘とコーヒーをやめさせようとする頑固な父親とのやりとりを風刺喜劇風に描いたもの。

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世界大百科事典(旧版)内のコーヒーカンタータの言及

【バッハ】より

…1734年)などの名作が続々と生み出された。 29‐37年と39‐41年,バッハはライプチヒ大学の学生を主体とする演奏団体コレギウム・ムシクムの指揮者も務め,選帝侯家表敬のための世俗カンタータをはじめ,毎週コーヒー店で演奏会を催して一連のチェンバロ協奏曲や《コーヒー・カンタータ》(BWV211)などを演奏して,市民の世俗的な音楽生活にも大きな貢献をした。しかしバッハの作風は概して難解なものとみなされ,37‐38年,若い世代を代表する評論家シャイベJohann Adolf Scheibe(1708‐76)から音楽誌上で痛烈に批判された。…

※「コーヒーカンタータ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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