ゴジュンバカン(その他表記)Ngojumba Kang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴジュンバカン」の意味・わかりやすい解説

ゴジュンバカン
Ngojumba Kang

ヒマラヤ山脈中部,クーンブヒマール (エベレスト山群) に属する高峰標高 7806m。ネパールと中国チベット (西蔵) 自治区との国境稜線上にある。チョオユギャチュンカンと並んでゴジュンバ氷河の奥に位置する。西からI峰 (7806m) ,II峰 (7646m) ,III峰 (7601m) と並ぶ。 1965年4月,日本の明治大学登山隊 (隊長渡辺操) がゴジュンバ氷河から入り,植村直己らが II峰の初登頂に成功した。 82年に韓国=ネパール合同隊 (隊長パク=ドン=ギュ) がI峰に初登頂。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のゴジュンバカンの言及

【ギャチュン・カン[山]】より

…1952年から偵察されているが,64年,長野県山岳連盟隊(古原和美隊長)が初登頂に成功した。この山の西隣にゴジュンバ・カンNgojumba Kangがあり,I峰7806m,II峰7646m,III峰7601mと続くが,65年明治大学隊がII峰に初登頂した。【高山 竜三】。…

※「ゴジュンバカン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む