ゴンブロビッチ(読み)ごんぶろびっち(その他表記)Witold Gombrowicz

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴンブロビッチ」の意味・わかりやすい解説

ゴンブロビッチ
ごんぶろびっち
Witold Gombrowicz
(1905―1969)

ポーランドのユダヤ系前衛小説家。ワルシャワ大学法学部を卒業後、1933年、日刊紙の風刺時評作家として出発、同年、七つの短編よりなる『成熟期の日記』を出版して評価を得る。39年ドイツ軍の侵入前後に亡命アルゼンチンに定住していたが、のちフランスに移り、バンスで死んだ。未成熟と成熟、若さと完成のなかに人間実在の本質をとらえようとし、その評価は国際的にきわめて高い。67年フォルメントール国際文学賞を受け、またノーベル文学賞の候補にもあげられた。代表作に『フェルディドゥルケ』(1957)、『トランス・アトランティク』(1953)、『ポルノグラフィア』(1960)など。

[吉上昭三]

『工藤幸雄訳『ポルノグラフィア』(1967・河出書房)』『米川和夫訳『フェルディドゥルケ』(1970・集英社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 集英社

地表近くで見られる蜃気楼(しんきろう)現象の一種。晩春から夏にかけて、よく晴れた日に熱せられた道路のアスファルト面を遠くから視線を低くして見ると、水たまりがあるように見えることがある。これは地面付近の...

逃げ水の用語解説を読む