サウスダウン(読み)さうすだうん(その他表記)Southdown

翻訳|Southdown

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サウスダウン」の意味・わかりやすい解説

サウスダウン
さうすだうん
Southdown

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ヒツジ科の動物。家畜ヒツジの肉用品種で、イングランド南部海岸に近い小高い草原を原産地とする在来種を改良したものである。顔、耳、四肢褐色または黒褐色で、雄雌とも無角。毛長は6~7センチメートルの短毛種で、毛量3~4キログラム、毛質は中等である。繁殖率はよく、肉用種のなかで最良の肉質をもつ。日本にも輸入されている。

[西田恂子]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のサウスダウンの言及

【ヒツジ(羊)】より

…オーストラリアン・メリノー種が代表的な品種であるが,これはさらに羊毛の太さによりストロングタイプ(太番手),メディウムタイプ(中番手),ファインタイプ(細番手)の3型に分類される。(2)イギリス・ダウン系種 イギリスのイングランドで成立した無角,短毛の肉用種で,おもな品種としてはサウスダウン種Southdown(イラスト)(サセックス原産。四肢短く肉質佳良で“肉メンヨウの女王”と称される),シュロップシャー種Shropshire(イラスト)(シュロップシャー原産。…

※「サウスダウン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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