サラクラゲ(読み)さらくらげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サラクラゲ」の意味・わかりやすい解説

サラクラゲ
さらくらげ / 皿水母
[学] Staurophora mertensi

腔腸(こうちょう)動物門ヒドロ虫綱軟(やわら)クラゲ目ヤワラクラゲ科に属する海産動物。傘の形は皿状、直径20センチメートルに達し、群体をつくらないヒドロクラゲ類としては最大の種である。傘縁に4000本以上に達する短い触手が並び、各触手の基部の内側に眼点をもっている。また傘縁には多数の平衡棍(へいこうこん)もみられる。4本の放射管はよく発達しており、各放射管の全長にわたってその両側には青褐色の生殖腺(せん)が褶(しゅう)状をなして発達している。下傘中央に口が開くが口柄はみられず、口は放射管に沿って長く裂けて十字状を示す。北半球南半球の寒海に産し、日本では北海道沿岸にみられる。本種のポリプ型は日本では発見されていないが、外国では知られており、それは小さなヒメコップガヤに似た形のものである。

[山田真弓]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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