サランレバン(その他表記)Salins-les-Bains

改訂新版 世界大百科事典 「サランレバン」の意味・わかりやすい解説

サラン・レ・バン
Salins-les-Bains

フランス東部,ジュラ県の町。人口4181(1982)。ジュラ山脈西縁の峡谷にある温泉保養地。標高360m。木工業,陶磁器製造も盛んである。高濃度の食塩泉が湧出するので,製塩はガロ・ロマン時代から19世紀半ばまで重要な産業であった。今日,食塩泉は子どもの発育不良,関節炎,婦人病などを治療する温泉療養所が使用している。サンタナトアール教会はフランシュ・コンテ地方におけるロマネスクゴシック様式が混合した傑作である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 大山

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android