サン・シル・レコール(読み)さんしるれこーる(その他表記)Saint-Cyr-l'École

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サン・シル・レコール」の意味・わかりやすい解説

サン・シル・レコール
さんしるれこーる
Saint-Cyr-l'École

フランス中北部、イブリーヌ県の町。人口1万4566(1999)。ベルサイユの西5キロメートルに位置する。1686年ルイ14世の愛人マントノン夫人によってこの地に創立された学校が、1808年ナポレオン1世により陸軍士官学校に改められた。これは1944年第二次世界大戦によって破壊され、コエキダン(レンヌ)に移されたが、「サン・シル」はフランス陸軍士官学校の代名詞となった。1966年にコレージュ・ミリテール(軍事学院)が開設された。

高橋 正]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android