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代名詞 だいめいし pronoun

翻訳|pronoun

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

代名詞
だいめいし
pronoun

品詞の一つ。文のなかでは名詞と同様の働きをするが,名詞が個々の事物や事物の類につけられた,いわば名前であるのに対し,代名詞はその事物が何であるかは問わず,単に指示するという性格が強い。

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デジタル大辞泉の解説

だい‐めいし【代名詞】

品詞の一。自立語のうち、特定または一般の名称を用いず、人・事物・場所・方向などを直接に指示する語。人称代名詞指示代名詞に大別される。
そのものを典型的に表しているもの。「うさぎ小屋は日本の住宅の代名詞となった」

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百科事典マイペディアの解説

代名詞【だいめいし】

品詞の一種。日本語では体言に属し,活用がなく,主語になり得る。〈これ・それ・あれ〉のように,実質的には会話場面の事物や前後文脈中の語を,話し手・聞き手との相対的関係に応じて指示的に表す語。
→関連項目指示代名詞

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大辞林 第三版の解説

だいめいし【代名詞】

品詞の一。名詞とともに体言の一類。人・事物・方向・位置などを、そのものの名称を用いずに、直接に指し示すのに用いる語。「私・あなた・彼」(人代名詞)、「これ・そちら・あそこ」(指示代名詞)の類。国文法では、名詞に含ませる説もある。
あるものの性質・状態などを代表的に示す言葉としても用いられる。 「兜町は日本の証券取引所の-となっている」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

代名詞
だいめいし

人物、事物、場所などを指示する機能をもった文法要素。言語外に存在する特定の対象物、または文脈中にある特定の語句を、話し手が聞き手に対して言語表現を使って明示することを「指示」とよび、その言語表現を「指示表現」とよぶ。また、指示表現には「指示機能がある」という。指示表現によって指示されるもの(「指示対象」)が発話の場面内(あるいは話し手・聞き手の記憶中)にある場合、それに対する指示表現は、話し手・聞き手・指示対象の互いの位置関係によって変動しうる(たとえば、話し手が「これ」というものを、聞き手が「それ」とよぶことがある)。一方、指示対象が文脈中の語句である場合は、話し手が指示対象をどうとらえるかによって、指示表現が使い分けられる(たとえば、とくに身近なものとみた場合「これ」が、それ以外の場合は「それ」が使われる)。
 ヨーロッパの伝統的文法では、代名詞を、人称、指示、再帰、関係、疑問、不定などの種類に分けるのが通例である。人称代名詞は、話し手(一人称)、聞き手(二人称)、それ以外の第三者(3人称)の三つに分けられるが、3人称は人に限らず事物をも指示する。ヨーロッパ語の人称代名詞は、限られた少数の語からなる整然とした体系をなして、他の代名詞と異なる類をつくるが、日本語の代名詞は一つの人称に対して多数の語が対応し、その使い分けは話し手と聞き手との社会的関係に応じて決まる。指示代名詞は、話し手を中心にみた指示対象の位置を示す(英語‘this/that’「これ・それ・あれ」など。なお、指示代名詞だけが指示機能をもつわけではないことに注意されたい)。再帰代名詞は、指示対象が同一文中にあるときに使われる代名詞である(英語‘myself, yourself, itself’など。日本語では「自分」が再帰代名詞に相当する)。関係代名詞はヨーロッパ語に広くみられるもので、名詞を修飾する形容詞節(「関係節」とよぶ)をつくる働きをもつ(英語‘the man who loves Mary’のwhoは‘the man’を指示する代名詞であると同時に、‘who loves Mary’という関係節をつくる。日本語には関係代名詞がない)。疑問代名詞(英語‘who, what’「だれ・何」など)は、疑問の対象となる人や事物を表すのであるから、特定の対象を指示することを本質とする代名詞とは異質のもので、「疑問名詞」とよぶべきものである。また、不定代名詞(英語‘somebody, nobody’「だれか・だれも」など)は、不特定の一部または全部を示すのであり、これも指示機能はもたないのだから、「不定名詞」とすべきものである。
 英語人称代名詞の‘my, your’などは、名詞でなく形容詞の働きをする(これらをとくに「所有代名詞」とよぶことがある)。英語の‘here, there’は副詞であるが、‘this, that’と同じく指示機能をもつ。また、‘here’と‘there’の意味関係は‘this’と‘that’の意味関係と対応する。日本語では「これ・ここ・こちら・こいつ・この・こんな・こう」が語源コ‐に基づく系列をつくるが、これとまったく並行してソ‐およびア‐による系列が存在する(これにド‐による不定の系列を加えて「こそあど」とよぶことがある)が、ここには形容詞、副詞も含まれる。以上の語は、すべて指示機能をもつという点で一つの類としてとらえられるものであるから、かならずしも適当ではない代名詞という用語にかわって、「指示詞」ないし「指示語」という呼び方が行われることもある。[山田 進]

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世界大百科事典内の代名詞の言及

【品詞】より

…アフリカのバントゥー系の諸言語その他では名詞が〈クラス〉と呼ばれる数多くの下位範疇に分かれている(〈スワヒリ語〉の項参照)。また,いわゆる代名詞が一般の名詞と同様の理由で区別されていることが確認され,代名詞と一般の名詞との機能の面での共通性からそれらが品詞としては同一のものに属することが一方において確認されるなら,それらは一つの品詞の中で別々の下位範疇を形成することになる。ただし,下位範疇の中にもヒエラルキーがありうる(たとえば,品詞Aかつ下位範疇BとCから成り,Bは下位範疇DとEから成るとすると,D,EはAの下位範疇であるだけでなく,Bのそれでもある)と考えられ,この面での一般言語学的な,また個別言語に即しての研究はまだまだ不十分である。…

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