サンタキアラ教会(読み)サンタキアラきょうかい

世界の観光地名がわかる事典 「サンタキアラ教会」の解説

サンタキアラきょうかい【サンタキアラ教会】

イタリア中部の古都ペルージャ近郊の町(コムーネアッシジ(Assisi)にある、13世紀半ばに建立されたゴシック様式の教会。「アッシジのキアラ」と呼ばれる聖キアラ(Santa Chiara d'Assisi、英語名はクララ、1194~1253年)の墓所があり、地下に遺体フレスコ画が安置されている。キアラは、中世で最も有名な聖人の一人で、アッシジゆかりの聖フランチェスコ(フランシスコ会の創始者)に最初に帰依した女性で、「もう一人のフランチェスコ」と呼ばれるほどの支持者、理解者だった。のちにフランシスコ会の女子修道会クララ会を創始し、1255年に教皇アレクサンデル4世が聖人の列に加えた。また、1958年、教皇ピウス12世は聖キアラをテレビの守護聖人としている。◇「アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群」の一つとして、世界遺産(文化遺産)に登録されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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