サンチアゴ島(読み)サンチアゴとう(英語表記)São Tiago

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンチアゴ島」の意味・わかりやすい解説

サンチアゴ島
サンチアゴとう
São Tiago

カーボベルデ最大の島。同国南部に位置し,ソタベント諸島に含まれる。全体的に丘陵地で,最高点は中央部にある火山性のアントニア山(1392m)。バナナ,オレンジ,コーヒー,サトウキビなどを産し,漁業も盛ん。南東岸に首都プライアがある。プライアの西に位置するシダーデベリャは,15世紀にポルトガル人が最初に建設したヨーロッパ人都市リベイラグランデとして知られる。要塞跡や二つの教会など史跡が多く,その町並みは歴史地区として 2009年世界遺産文化遺産に登録された。面積 991km2人口 26万6161(2005)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android