サーニア(英語表記)Sarnia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サーニア」の意味・わかりやすい解説

サーニア
Sarnia

カナダ,オンタリオ州南部の都市。ヒューロン湖から流れ出るセントクレア川河畔にあり,アメリカ合衆国ミシガン州のポートヒューロンと向い合っている。 1807年フランス系の移住者,33年 M.カメロンらイギリス系の移住者が入植,36年サーニアと呼称。 58年ラントン郡で油田が発見されてからは石油精製の中心地として発展。現在は,パイプラインアルバータ州やアメリカ合衆国テキサス州の油田と結ばれている。大規模な港湾施設がある。 1942年にはカナダ最初の合成ゴム工場が完成。カナダからアメリカ合衆国中西部への鉄道交通の要地でもあり,対岸のポートヒューロンとは,セントクレア鉄道のトンネル,橋,フェリーで結ばれる。人口4万 9033 (1986) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android