ざえす

精選版 日本国語大辞典 「ざえす」の意味・読み・例文・類語

ざえ・す

  1. 〘 自動詞 サ行特活 〙
  2. [ 一 ] 「ある」の丁寧語。近世後期江戸の遊女ことば。ございます。あります。
    1. [初出の実例]「ほかの事でもざんせんが、おめへさんにむしんがざへすハ」(出典:洒落本・契情買言告鳥(1800)上)
  3. [ 二 ] 補助動詞「ある」の意の丁寧語。…でございます。…であります。
    1. [初出の実例]「今さらどふされなんすものでざえす」(出典:洒落本・契情買言告鳥(1800)中)

ざえすの補助注記

「ざんす」の変化した語か。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android