丁寧語(読み)ていねいご

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「丁寧語」の解説

丁寧語
ていねいご

敬語一種。一般に,尊敬語謙譲語と並んで敬語の3区分の一つをなすとされる。話者が話し相手に対して直接に敬意を表する表現をいい,特にデス,マス古語のハベリ,ソウロウなどをさす。この点で,話題となって文中に現れた人物に対する敬意の表現である尊敬語,謙譲語とは性格を異にする。米,オ金などの「オ」のようなものも丁寧語と呼ばれることが多いが,これは必ずしも聞き手に対する敬意の表現ではないので,美化語などと呼んで区別するもある。

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精選版 日本国語大辞典「丁寧語」の解説

ていねい‐ご【丁寧語】

〘名〙 敬語の一つ。叙述の内容に関する人間関係によって変化する尊敬語や謙譲語に対して、もっぱら相手または聞き手を考慮して、話題の事物を美化したり、叙述に敬意を含めたりする表現。「お話・御飯」などの接頭語が美化に用いられ、「ます・です・であります・でございます・候う・侍り」などの敬辞が叙述に用いられる。〔解説日本文法(1931)〕

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デジタル大辞泉「丁寧語」の解説

ていねい‐ご【丁寧語】

敬語の一。話し手が聞き手に対し敬意を表して、丁寧にいう言い方。現代語では「ます」「です」などの助動詞、古語では「はべり」「候ふ」などの補助動詞をつけていう。
[補説]「(で)ございます」は「ます」「です」よりも高い敬意を表す。
[類語]尊敬語謙譲語尊大語美化語

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世界大百科事典内の丁寧語の言及

【敬語】より

…さらに,相手と話題への登場者との関係の顧慮から変容が行われる(たとえば,御尊父様)。第2種は,話し手がその内容にかかわらず,相手を自己に優越するものとするところに発するもので,〈読む→読みます〉〈里にいった→里にまいりました〉のような別の表現(丁寧語)をとる。これはバスク,ミャンマー,ジャワ等にも見られる現象という。…

※「丁寧語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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