補助動詞(読み)ほじょどうし

精選版 日本国語大辞典「補助動詞」の解説

ほじょ‐どうし【補助動詞】

〘名〙 動詞のうち、「(花で)ある」「(豊かで)ある」「(見て)あげる」「(読んで)しまう」「(来)給う」「(おいで)さる」などのように、付属語的用法をもち、独立に用いられるときの意味に比べて形式化しているもの。
※新文典別記(上級用)(1935)〈橋本進吉〉四篇「『雪が降ってゐる』としますと、雪が現に降りつつある意となります。即ちこの場合の『ゐる』は、動作の進行中なる意味を加へるもので、補助動詞であります」

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デジタル大辞泉「補助動詞」の解説

ほじょ‐どうし【補助動詞】

動詞が、本来の意味と独立性をって、付属的な意味を添えるものとして用いられるもの。「私は日本人である」の「ある」、「風が吹いている」の「いる」、「本を読んでいらっしゃる」の「いらっしゃる」、「迎えに来てください」の「ください」など、断定・動作の様態敬意などを示すものとして用いられる。

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世界大百科事典内の補助動詞の言及

【日本語】より

…日本語では継続は〈働いている〉〈雨が降っている〉のように,動詞に,元来動詞であった〈いる〉を補助的に後接させて表す。こういう形式を〈補助動詞〉といい,このほかに〈(置いて)ある〉〈(食べて)しまう〉〈(死んで)いく〉などがある。〈(~て)いる〉が表す〈継続〉には,上のように,ある動作が始まってそれがまだ終わらずに続いているという場合と,〈この金魚は死んでいる〉のように,ある事が瞬間的に実現(開始,終了)して,その結果の状態が今,眼の前にあることをいう場合の二通りがある。…

※「補助動詞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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