しこる(読み)シコル

デジタル大辞泉 「しこる」の意味・読み・例文・類語

しこ・る

[動ラ四]語義未詳。あやまつ、しそこなう、の意かという。
「わが背子が来むと語りし夜は過ぎぬしゑやさらさら―・り来めやも」〈・二八七〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 自動詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「しこる」の意味・読み・例文・類語

しこ・る

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 しそこなう、まちがえるの意か。
    1. [初出の実例]「わが背子が来むと語りし夜は過ぎぬしゑやさらさら思許理(シコリ)来めやも」(出典万葉集(8C後)一二・二八七〇)

しこるの補助注記

( 1 )「為凝る」として一つの事に熱中する意とする説、( 2 )「しきおり(及居)」の変化した語として勢いが強大となるの意とする説など、諸説ある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む