しこる

精選版 日本国語大辞典 「しこる」の意味・読み・例文・類語

しこ・る

〘自ラ四〙 しそこなう、まちがえるの意か。
万葉(8C後)一二・二八七〇「わが背子が来むと語りし夜は過ぎぬしゑやさらさら思許理(シコリ)来めやも」
[補注](1)「為凝る」として一つの事に熱中する意とする説、(2)「しきおり(及居)」の変化した語として勢いが強大となるの意とする説など、諸説ある。

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デジタル大辞泉 「しこる」の意味・読み・例文・類語

しこ・る

[動ラ四]語義未詳。あやまつ、しそこなう、の意かという。
「わが背子が来むと語りし夜は過ぎぬしゑやさらさら―・り来めやも」〈・二八七〇〉

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