シックレライト

最新 地学事典 「シックレライト」の解説

シックレライト

sicklerite

化学組成Li1(Mn2,Fe3)(PO)の鉱物。直方晶系,空間群Pmcn,格子定数a0.601nm, b0.478, c1.024,単位格子中4分子含む。かんらん石と同構造。塊状。劈開{100}良好,硬度~4,比重3.2~3.4。黄褐暗褐色。屈折率α1.715,β1.735,γ1.745,二軸性負,2V中位,光分散rv,多色性X濃紅,Y淡紅,Z極淡紅。MnとFeは相互置換可能で,Fe>Mnのものをフェリシックレライトと称する。風化帯にトリフィル石,リシオフィライトの二次的鉱物として産し,Mn,Feの量比は原鉱物の組成を反映する。Mnの酸化とLiの溶脱によってさらにヘテロサイト,パーパライトに変質。名称は米国カリフォルニア州のSickler家に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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