しぬに

精選版 日本国語大辞典 「しぬに」の意味・読み・例文・類語

しぬ‐に

  1. 〘 副詞 〙 ( 現在、「の」の甲類の万葉仮名とされている「怒」「努」「弩」などを「ぬ」とよんだところからできた語 ) =しのに
    1. [初出の実例]「近江の海夕なみちどりながなけば心もしぬにいにしへおもほゆ 顕昭云、心もしぬにとは、しのぶ心歟」(出典:袖中抄(1185‐87)一三)

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