しぬに

精選版 日本国語大辞典 「しぬに」の意味・読み・例文・類語

しぬ‐に

〘副〙 (現在、「の」の甲類の万葉仮名とされている「怒」「努」「弩」などを「ぬ」とよんだところからできた語) =しのに
袖中抄(1185‐87)一三「近江の海夕なみちどりながなけば心もしぬにいにしへおもほゆ 顕昭云、心もしぬにとは、しのぶ心歟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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