現代外国人名録2016 「シマサマル」の解説
シマ サマル
Sima Samar
- 職業・肩書
- 医師,人権活動家 アフガニスタン人権委員会委員長
- 国籍
- アフガニスタン
- 生年月日
- 1957年2月3日
- 出生地
- ガズニ州
- 学歴
- カブール大学
- 経歴
- アフガニスタンでは少数派のハザラ人に生まれる。医師の資格を取って間もない1979年、ソ連侵攻が始まり、夫が親ソ派に連行され行方不明になる。自身はパキスタンに逃れ、国境近くで難民向け病院や女性のための学校を開校。運営費を調達するためブルカで身元を隠して各国を回る。2001年タリバン政権が崩壊し、新たに発足した暫定行政機構で副議長兼女性相に就任。起業融資や職業訓練を提唱、軍閥の武装解除も主張する。2002年6月の組閣では保守派に“非イスラム的”と批判されて入閣はならず、人権侵害を監視する人権委員会委員長に就任。同年12月来日し、アフガニスタン再建への継続的な支援を訴える。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報