シャンフルリー(読み)しゃんふるりー(その他表記)Champfleury

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャンフルリー」の意味・わかりやすい解説

シャンフルリー
しゃんふるりー
Champfleury
(1821―1889)

フランスの小説家。本名ジュール・ユソンJules Husson。ラン市の庶民的家庭に生まれる。1843年来パリでミュルジェールらいわゆるボエームbohème(放浪芸術家)と交わり、パントマイム脚本、美術批評で認められ、47年、極貧画家の生活を写実的に描く『シヤン・カイユー』で若干の成功を得る。以後、画家クールベを擁護し、写実主義運動の総帥となるが、多く奇人変人を題材とし、文体素朴、感傷的で今日は読まれない。ほかに発表当時10万部発行した『モランシャールの市民たち』(1855)など長編小説20編余。評論集『ル・レアリスム』(1857)など。

[齋藤一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む