シュウ・かまびすしい

普及版 字通 「シュウ・かまびすしい」の読み・字形・画数・意味


12画

[字音] シュウ(シフ
[字訓] かまびすしい

[説文解字]

[字形] 会意
四口に従う。口は(さい)、祝を収める器の形。多くの祝の器を列ねて、かまびすしく神に祈ることをいう。二口に従うものに哭・嚴(厳)・喪、三口に従うものに品・・區(区)、四口に従うものに・囂・(器)などがあり、みな同じ立意の字である。〔説文〕三上に「衆口なり。四口に從ふ」とするが、口は口耳の口ではなく、他の例からも知られるように祝の器の形である。〔説文〕にまた「一に曰く、呶(ど)なり」(段注本)の訓がある。

[訓義]
1. かまびすしい、やかましい。
2. どなる。

[古辞書の訓]
立〕 モロモロ

[部首]
〔説文〕に(ぎん)・囂・など五字、〔玉〕になお喪の古体や(がく)などを加える。四口の間にあるものは、臣は犠牲、頁(けつ)は祈る人、(きゆう)は叫ぶ声、犬は犬牲。また喪・の従うところも、金文字形によると犬牲である。

[語系]
tzhipは同声。またtsip、集dzip、tzip雜(雑)dzpも声近く、小さなものが集まりさわぐような状態をいい、みな一系の語と思われる。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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