法則の辞典 「シュタインメッツの法則」の解説 シュタインメッツの法則【Steinmetz's law】 磁性体のヒステリシスの1サイクルの間に熱となって散逸するエネルギーの単位体積当たりの大きさ W は,次の式で与えられる. W=ηBmax1.6 ここで Bmax はそのサイクルにおける磁気誘導の最大値であり,η はシュタインメッツ定数と呼ばれる,物質それぞれに定まる定数である.ある種の物質では,べき指数が1.6から多少ずれることも認められている.磁気誘導があまり大きくない場合においては,実測データをかなりよく説明できる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報