シュトゥッツ(英語表記)Ulrich Stutz

改訂新版 世界大百科事典 「シュトゥッツ」の意味・わかりやすい解説

シュトゥッツ
Ulrich Stutz
生没年:1868-1938

ドイツの法制史学者。スイスチューリヒに生まれ,ベルリン大学で学んだ後,バーゼルフライブルクボンベルリンの各大学で教え,ベルリンで没した。綿密な考証と優れた洞察力とをもって教会派の歴史に光を当て,〈私有教会〉の概念の提唱者となったほか,教会法の真に歴史的な研究の必要性を説き,それによって近代的教会法史学の祖となった。主著に,《教会聖職禄制度の歴史》《私有教会》(ともに1895),《教会法》(1904),《教会法史》(1905)などがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android