ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュリンクス」の意味・わかりやすい解説 シュリンクスSyrinx ギリシア神話のアルカディアのニンフ。片思いの半獣神パンに追回されてラドン河岸まで逃げ延び,そこのニンフたちに頼んで,パンにつかまえられる瞬間あし (葦) に変身した。パンは風にそよいで鳴るあしの葉から思いついて,幾本かのあしの管をろうでつけて笛をつくり,シュリンクス (パンの笛 ) と名づけ,これを奏した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報